世界へ許可

最近、うちの同居人さんが、パソコンでメールしたり、日記をつけたりし始めました。
ずっとやりたいと思っていたらしく、胡坐を掻いてパソコンとにらめっこする事数時間。その間、登録したらしたではしゃぎ、自分のアップロードした写真が掲載されたらされたではしゃぎ、一人でFES.状態。太もも等、体の至る所を叩いて喜びを表現するのです。マッスルミュージカルのよに。
彼女はまだパソコンに触りなれて居りませんので、終始質問攻めにあいます。分からない事を素直に質問出来るって素晴らしいとうちは思います。大人になるにつれて、変なプライドが邪魔をするものです。何て純粋な26歳。
しかし、純粋過ぎるが故なのか、彼女の中では『インターネットは怖い』と言う観念が渦巻いているのです。自分が登録したメールの受信BOXを見るにも『メールの受信の所見に行ってもいいの?』他のページを見に行くにも『今Yahoo見てもいいの??』これだけ見たら(ナンだ、ご丁寧に確認してくれているだけではないか)とお思いかもしれませんが、彼女の『いいの?』は『確認』ではなく『許可』を待っているのです。分からなくて聞いているのではありません。きっと「変な所押しちゃって意味の分からないサイトにアクセスしてお金とられたらどうしよう…」と不安になっているのでしょう。
まぁ急ぐ事は無い。ってか急げない、急ぐと何かする子です。少しづつ慣れて行って頂けたら幸いです。
『学校』を→『Gattkou』もスくは『Gatuhko』『納豆』を→『Nattu』と、数週間前までローマ字打ちもロクに出来なかった同居人が、今ではwebで日記をつけるまでに。
人生いくつになっても日々勉強だと痛感させられる所存で御座居ます。