在る自分を沢山知っておきたい。

髪の毛を引き千切る様に吹く風が憎くて被害者ぶって泣いてみようとしたけれども、その涙でさえも空気が乾かしてしまう。右を見ても左を向いても街ばかりで、とても居られそうにない。今居る此処はとてもだだっ広くて居心地は悪くない。然しあまりにも漠然としすぎて歩き出せないけれども、うちだけが特別ではない筈。辛くなったら大きな声で叫べば良いだの、涙を流せば良いだのそんなの今のうちには出来る筈もない。人を羨ましがったり、妬んでみたりする事がどうしても終わらない毎日が続くので、少し並大抵の努力位してみようと思うのです。笑わないで。居て下さい。