いま金縛りにあいました

少し夢をも見ておりました。
途中までは何処か外国のホテルに居て何かをしていた何て事の無い夢だったですが、そのホテルを出てコンビニへ買い物に行った時『おゃ?様子が違うなぁ。』と思ったです。一人で入ったはずがいつのまにか地元の友人も共に居り、商品を暫し見て回り買うものを決めレジへ。
現実でもよくある事ですがレジに着いた途端忘れ物に気が付き店員さんが他の商品の値段をピッピピッピ読み取っている間に取りに走る。慣れたスーパーやコンビニなら出来ようも、夢の中で初めて入った売場では難しく、坊主で体格の良い男性アルバイトくんに『汗の臭いをとるスプレー的なものはどこにありますか』と伺うとすぐに教えてくださいました。
しかし種類が有り過ぎた故、即決出来ず結果アルバイトくんのレジ作業の手を止める事に。明らかにイライラしているであろうアルバイトくん。
『申し訳ないなぁ』と思いながら棚を探索するも、一瞬目を離した瞬間にさっきまで見ていたものが棚から消えている。辺りの棚を見ても全く無いし。『おゃ?どーゆー事だ?』とアルバイトくんに聞きに行くと、さっきまで居たはずのアルバイトくんが居らず、代わりと言ってはナンですが、高校時代の友達がレジに立っていらっしゃいました。その娘にもう一度同じ事を伺うとまた売場の棚の場所を教えてくれました。
今度は目当ての商品をすぐ発見出来たのですが『あったよー』と体を捻らせ振り向くと店の中は一筋の光も射さない程の暗闇。さっきまで一緒に居た地元の友人もレジに居たアルバイトくんも高校時代の友達も全く見えない位の真っ暗。焦るぢゃん、普通。
混乱と恐怖でその場を動けずに居ると、その暗闇に少し目が慣れてきたのか人間の形らしいものは何となく識別出来る位に。友人の名前を何度か呼ぶと反応はある。友人の声なのもわかる。
そうこうしている間に何故か光が戻り、商品の陳列もわかる程に。よかったと安心しきり、友人の所へ駆け寄ろうとするも、みんなの顔が無い。体はあるし顔の形もあるのだけれど、顔面が真っ黒で何も見えない。塗料で塗り潰したのではなく、さっきの暗闇の様な黒。ぽっかり穴が開いている様にも見受けられる。
うちにはみんなが見えているのに、みんなはまだうちを探索中。暗闇の中を徘徊している様に。それはもう末恐ろしい風景で、友人達なのにも関わらず『こいつらにつかまりたくない』と思うまで。
しかしミルミル内にそれは急接近し逃げようとするmasumiさんの手をがぶり。『ぎゃあー!!きもぃいー!!!』と思った瞬間全身が硬直して動かぬよになりました。夢なのか現実なのかの狭間にいる。
まぁそんな事はどぉでもよくて兎に角助けを請うんだと出せるだけ大きな声で『ぁああー』と叫びました。口も上手く動かないもので『たすけてー』など言葉にはならず仕舞。すると背後に母親の気配。masumiさんの声を聞き付けて助けに来てくれたのだと思ったです。しかし気配はするのに姿が見えない。つーか姿が見えないのに何で母親だと確信に近いもの迄抱いていたのかはわかんねーです。しかもその状態で母親の表情が見えるってのもまた意味がわかんねーです。険しく曇った暗い表情。
今度は誰かにでなく母親に的を絞って助けを求めるべく再度大声でわぁわぁ言いますと、母親はmasumiさんよりでかい声で
うるせぇなぁっ!!
と一喝。わけわからねぇと唖然としていたら目も開いたし体も動いたです。
変。